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笹幸恵
2017.9.24 16:49

道場の締切が迫ってきましたよー

最近、BSフジのプライムニュースを観ています。

反町理キャスターの、ときにあざとく、ときに嫌味ったらしく、

ときに大げさに突っ込んでゲストにしゃべらせる、

取材の方法としてもとても勉強になっています。

 

さて、少し前の話になりますが、9月14日に放映されたのは

『陸海空元将官の国防論 北朝鮮暴発その時何が』でした。

 

渡部悦和氏(元陸将)、
倉本憲一氏(元海将)、
織田邦男氏(元空将)が、

北朝鮮のミサイル発射問題に対して

それぞれの立場から軍事的な見解を披露され、

自衛隊でできること、できないこと等々

かなり踏み込んだ話をされていたのが印象的でした。

 

その上で、最後に憲法改正について、

とりわけ9条に3項を付け加える加憲案についての

お三方の意見を聞いていました。

ざっとまとめると以下のとおりです。

 

倉本氏

憲法は小学生が読んでもわかるようにすべき。

私たちは他国を侵略しません。でも侵略を受けたら戦う。

そのために軍隊を持つ。それが平和憲法ではないか。

加憲案については後退した印象。

少なくとも9条2項は不必要と考える。

 

渡部氏

加憲案に「その手があったか」と感じた。

きわめて政治的、もともと加憲を主張する公明党を

念頭に置いている。

たとえ加憲でも、憲法改正されたら大進歩。

憲法に自衛隊を明記する、そのことさえちゃんとできれば、

あと何を変える必要があるのかとすら思う。

 

織田氏

2項削除論は正論ではある。しかしそれでは

あと70年経っても憲法は改正されない。

そもそも自衛隊はさんざん国民から税金泥棒と罵られ、

自衛官の子供がいじめを受けていたこともある。
その時代を思えば、一歩でも前進すればいい。

だから加憲案はウエルカム。

 

それぞれのご意見を聞いて感じたのは、

今このとき、過去を見るか未来を見るか、

という視点の違い。

 

渡部氏と織田氏は過去の自衛隊から、

加憲案を支持している。

戦力であろうとなかろうと、憲法に明記される

というのは、40年前には考えられなかったこと。

隔世の感がある。

それはその通りだろうなあと思います。

ずっと「日陰の存在」であることに耐え続けた

経験を持つ人にとってはなおさら、

加憲案でさえ画期的な案なのだと思います。

 

しかし一方で、本当にそれでいいのか、

過去の自衛隊の置かれていた立場と、

改正しやすいかどうかという観点で

支持していいのかどうかという疑問は残ります。

当然のことながら、現在の改憲論議は

未来に向けての話なのですから。

 

というわけで私は倉本氏の2項削除論を

支持しますが、他方で前回の道場では

民進党の枝野氏が「自衛隊はすでに合憲」との

お考えを披露されていて、「それにも一理あるなあ」と

じつはグラグラと軸足が定まっていないのが正直なところ。

 

未来に向けて、私たちは何をどう残していくのか。

それが問われています。

今こそ思考すべきとき!

道場の締切ももう間近。奮ってご参加を!

 


「真の憲法改正とは何か?

平成29年10月8日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

「第66回・ゴー宣道場」のテーマは
『真の憲法改正とは何か?』とする。

前回、井上達夫氏と枝野幸男氏を招待し、激論を交わして

いただいたが、そもそも政界においては、自衛隊は合憲で

あるという事が分かった。

 

ならば、安倍政権の自衛隊明記の加憲論の意味などない

ということになる。

安倍政権は今も違憲状態の自衛隊に、予算をつけている

ことになる。

 

やはり、真の憲法改正について、議論しておかなければ、

欺瞞と倒錯の中で北朝鮮との戦争が始まるかもしれない。

 

10月8日は議論の主軸を倉持麟太郎氏に担ってもらう。

倉持氏は全国各地の都市で、憲法の勉強会を開いている。

その実力を発揮してもらうために、今度の「ゴー宣道場」

において、まず30分の基調講演をしてもらいたい。

それをベースに議論を進めようと思う。

 

憲法改正がなぜ必要なのか?

どの条文を変える必要があるのか?

エセ保守の憲法改正のスローガンが本気ではなかったと

いうことが判明した今、我々「ゴー宣道場」が真剣に

立ち向かわねば、日本は手遅れの国になってしまう。

 

参加申し込みの締め切りは9月27日(水曜)である。

弛緩したこの日本を洗濯しなければならない。

奮って応募してくれ!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

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「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年9/27(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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